食後、ブラブラと街を歩く。
プノンペンの街は計画都市と言って良いだろう。
かなり正確に区画整備されている。
残念ながら計画には入ってなかった破壊活動と経済の停滞があったお陰で
建物はさほど古くないにも関わらず、既に遺跡の風格さえ漂う物も多いのだが。
埃に顔をしかめているとセントラルマーケットに出た。
このランドマークも改修工事中なのか、ネットをかぶっている。
そばにある屋台で焼き饅頭の様な物を売っていた。
ご丁寧にクメール語だけでなくベトナム語も書いてある。
1個買ってみる。
熱々の所をかぶりつくと・・・
ん・・・?
ぐぇー
ペッペッ!
中味 生ですYO!
さすがにあの衛生状態の生肉は怖くて食えない。
餃子で皮に包む前の具を食べたような厭な臭みが口に残る。
饅頭をゴミの山に放ると口直しにセントラルマーケットのデザート屋台に駆け込んだ。
この国における甘味の充実ぶりはアジア有数だと思う。
台湾も多いが、一店舗でここまでカバーする所はなかなか無い。
仙草ゼリーにココナツミルクとかき氷をかけた物をチョイス。
旨かった。
値段もハナクソみたいな値段なので
アタクシの様な働かないワーキングプア(それはワーキングではない)でも心おきなく喰える。
出口近くで胡麻ドーナツの様な揚げ菓子を持ち帰り用に買った。
さて、そろそろ時間だ。
今日でカンボジアともお別れである。
遠くの空が時折白く光っているのが見えた。
早めに出た方が良さそうだ。