国道は舗装されているとは言え、一本道で
両脇はジャングルか畑か、集落である。
いずれも道に近接しているので、飛び出して来た時は避けられない。
集落ではホーンを連打して速度も落とすが
それ以外ではそうもいかない。
道中、前を行くトラックの右手路肩に犬が見えた。
そして次の瞬間
左にいた子犬が転がる様に横断する姿が!
全てが終わった後には小さな生命を失ったばかりの身体が横たわっていた。
後ろ窓からはいつまでも呆然と立ちつくす母犬の姿。
毎日大量の屍肉を喰らっているクセに
たった一つの死に沈鬱になるのは実に愚かしい事である。
とわかっているものの、暗い気分でカンポットに到着した。
移動距離はこんな感じ。
そこで待ち受けていたのは
心づくしの料理だった。
この豊かなハーブ使いはベトナムに共通している。
米の麺にココナツミルクベースのカレーの様なソースをかけて
ハーブをドッサリ載せる。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
これが実に旨い。
カンボジアに生まれて良かった♡
調味料も沢山あり、好きな物をかけて味を変化させて楽しむ。
一番手前の物は醗酵させた豆の調味料で
香川の醤油豆と味噌の中間のような味がする。
知らないで食べたらまるで日本の調味料である。
奥にあるのはココナツミルクやえびでんぶ、唐辛子の調味料など。
湖畔を眺めながら頂く素晴らしい食事に知らず頬も気持ちも弛んでいた。