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清純なオサーンの、チンケで退屈極まる旅行記

by wan_chai
 
ボッタ遺産(12/17)@ペトラ
30JODの筈が50JODになってカチンと来ているアタクシをよそに
ベドウィンの奴は上機嫌である。

「昨夜のペトラ バイ ナイトは行ったかい?」

行ったと答えると、ベドウィンの伝統音楽を携帯でかけて歌い始める。
ちなみに、馬はもう慣れたので引き馬でなくアタクシ一人で騎乗している。

・・・馬、乗ったこと無いんですけど(-_-;)

適当に手綱を操作すると、意外に簡単だ。
たまに言う事聞きませんけどね・・・

帰りも乗ったり降りたりしながら、山を下ってシークの入り口まで戻った。
さて、ここで問題がある。

アタクシ、50JODなんて大金をそもそも持っていない。
ホテルまで戻ってATMで下ろさないと払えないのである。

「Okay。ノープロブレムだ。俺もホテルまで一緒に行くよ。」

そりゃそうだろうよ。

しかし、ホテルの出発時間まではまだ45分ある。
エル・ハズネまで片道徒歩30分。
走って15分、5分見て15分で帰ればホテルまで10分で戻れる筈だ。
何しろ50JODもの入場料を払ってるし(ToT)←けち臭ぇ
行ってくることにしよう。

「わかった。俺はここで待ってる。」

ベトナムに行ったことがある人なら、何となく嫌な予感を覚える筈。
えぇ、アタクシもめっちゃ覚えますたが時間も無かったので
とりあえず走りますたよ。
朝のシークを。
ボッタ遺産(12/17)@ペトラ_a0023740_11163423.jpg

予定より少し遅く、20分程度走ると・・・



ボッタ遺産(12/17)@ペトラ_a0023740_1118693.jpg

薄暗く切り立ったシークの奥に見えるエル・ハズネは
なかなかドラマティックだ。
ボッタ遺産(12/17)@ペトラ_a0023740_11184921.jpg

インディ・ジョーンズ 最後の聖戦のエンディングの場所。

単焦点レンズのアタクシのカメラでは全体像が撮れないので
そう云うのんは、他の人のブログで見て下さい♡
えぇ、アタクシ写真には全然こだわりが無いので・・・

昨夜、気になっていたエル・ハズネの中の部屋はこんな感じ。
ボッタ遺産(12/17)@ペトラ_a0023740_11224517.jpg

ここを撮ってる人はあまりいないみたい。

・・・何も無いですからね(-_-;)

さて、時間が無い。
既に予定の5分押しである。
いつもながら、余裕のないスケジュールだが
悪態をつきながらガタガタの岩場や石畳を走る。

お爺ちゃん、もうゼェゼェ言っちゃいますよ?


結局40分で元の場所に戻った。
山登り1時間半の後、40分走りっぱなしでクタクタですよ?

しかし時間がない。

馬に乗ってホテルに行く。
ATMで50JOD下ろして、ベドウィンに渡そうとすると

「ミスター、70JODだ。俺は40分も待った上にホテルまで来たんだぜ。」

嫌な予感的中♡

ホテルまで馬で走ってきたのは確かだけど、後出しで言われるのが腹が立つ。
何よりも、みんなチェックアウトして既に車が待っているのである。

せめて、60JODだろ。

「駄目だ。ここではベドウィンへの支払い価格は決まっていて交渉できない。
 チップを入れて75JODだ。」


お前、まけろって言ってるのに上がってるじゃねぇかヽ(`Д´)ノ ウワアン

「ここでのチップの支払いは決まっている。仕方がない」

5分ほどもめたが、ホテルのスタッフ達に訊くと奴の言い分の方が正しいらしい。
泣きながら払いますたよ。

ヨルダン政府が1年で2回、50%以上値上げしたペトラ入場料も
ベドウィンへの支払いやガイドツアー代金等、諸々全て含まれているらしいが
使わない人間には何の意味も無い。
無料の馬もチップの支払いは必要との事(ゲートからシークまでの最短で3JOD)。

って、無料じゃ無いだろ。それ・・・(-_-;)

とまぁ、とにかく全てがボッタクる仕組みになっているこの遺跡。
2時間で17,000円近くも支払って厭~な気分で後にした。

疲れた・・・
_| ̄|○

車は再び土漠の中をぶっ飛ばしてアンマン空港へと向かった。
by wan_chai | 2011-05-28 12:24 | 他国
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