思えばマレーシアとシンガポールは気の毒だ。
旅人達からは飯が美味しくない、物価が高い、街が退屈と
言いたい放題を言われ続けて来た。
決して料理が不味いわけではないのだが
周りにタイ、ベトナムといった美食大国が並んでいる上に
物価も桁違いなわけで、全く分が悪いのである。
もしもマレーシアがアメリカとカナダの間とか、ドーバー海峡にあったら
きっと安くて旨い天国みたいな国だと言われたことだろう。
そのマレーシアを代表する食べ物の一つが
Nasi lemak(ナシレマ)。
味にうるさいマレーシア人の間でも相当な人気店がRaja Muda Musa通りにある。
・・・看板の表記が違ってますが(-_-;)
大通りから50m程入った左手にある小さな店。
夜が明けてすぐに向かったが、さすがに30分ほどかかってしまった。
店は・・・ガラガラだ。
おばちゃんにどれにする?と聞かれてイカン(魚)を頼んだ。
値段表はこんな感じ。
NASI LEMAK IKAN 3.4Rm(約120円)
このサンバル、かなり辛目だが美味しい。
ココナツミルクの香るご飯にイカンビリス(干した小魚)が良く合う。
これなら30分歩いて来る価値は充分だ。
問題は営業時間の情報が錯綜していて全くわからない点か。
額の
ラード汗を拭いながら店を出た。