もう一つの台南名物はと言えば
金玉堂肉粽(ちまき)である。
が、肉粽はかなり重い。
つきあってもいない女の子が突然作ってきてくれた弁当ぐらい重い。
せめて手焼きのクッキーくらいにして下さいと・・・。
というわけで(?)腹ごなしに海に向かった。
安平古堡などの旧跡はお金もかかるが
ここは海沿い一帯が砦になっていた為、街そのものも雰囲気があって良い。
しかし海を眺めていたらあまりの暑さに木陰が欲しくなり
公園にバイクを停めて入った。
この公園も小高い丘に大砲が3門か4門設置してあり、濠が巡らせてある。
それにしても不思議な情景だ。
通常、我々日本人は落ち葉を見ると冬の到来を予感するものだが
台湾ではこのクソ暑い初夏の陽気に落葉しているではないか。
かたや熱帯らしい鮮やかな花も咲き誇っている。
傍らでは子供達が遊ぶのを老人達が飽くことなく見つめていた。
そうこうする内に昼を迎えた。
早速、店に向かう。
再發號
民權路の片隅に鎮座する店先を見ると
とても台湾で最も美味しいと言われる肉粽の店には見えない。
おばちゃんに名物の
八寶肉粽を頼む。
100元(約340円)とかなり高い。
中味はと言うと
干し椎茸、鴨の卵を塩漬けにした物(咸蛋)の卵黄、貝柱
干し蝦、魚のでんぶ(扁魚酥)、栗、肉そぼろ、豚の赤身肉
竹串が使いにくかったが美味しかった。
しかしさすがにこれを食べると、後が続かない。
いよいよ美食の街、台南にお別れの時である。
ホテルをチェックアウトすると荷物を持ってバイクを返しに駅へ向かった。
・・・暑い(+_+;)