清純なオサーンの、チンケで退屈極まる旅行記

by wan_chai
 
自強號(3/26)@台中
次の目的地は何となく、台南にした。
高鉄ではなく、台鉄(台湾の国鉄)で向かう。

若い人は知らないだろうが、アタクシが幼い頃
JRは国鉄と呼ばれ、西日本や仙台方面に行く新幹線以外は
エル特急と呼ばれる特急列車で旅先に向かった。

就職する頃には既に新幹線網が発達していたので
出張で特急に乗る事は殆ど無かったが
子供心に、クリーム色のボディに赤いラインの列車に乗り込み
大人がペダルを踏んで青いシートをグルンと対座型にしてから
みんなで駅弁を食べるのが実に楽しかったものである。

台鉄にはまだ、その頃の空気が残っている。

駅舎に駆け込んだ時、時刻表脇の時計は発車1分前を指していた。
丸い窓がついた窓口で

「10時34分発の自強號を台南まで1枚!」

と怒鳴る。
一瞬、時計を見てたじろいだオサーン、すぐに発券してくれた。
a0023740_17102228.jpg

いやいや、写真撮ってる場合ちゃうやろ!>>自分

改札で

「地下を通って2番ホームから発車だよ。」

と教えてくれる。
国鉄同様、バリアフリーとかそういう言葉とは全く無縁な存在である。

ひぃひぃ言いながらホームに駆け上がった。
駅員が何やらアナウンスしている。

自強號は・・・いない。
間に合わなかったのか?!




何言ってんだかわかんねぇ。
が、15分遅れているという事だけはわかった。

少し息を整えてから周りを見る。

駅の売店
a0023740_17151321.jpg

茶蛋がある所が台湾らしい。
駅弁は保温ケースに入れられていた。
これは・・・ふと日本の酷い駅弁事情を思い、羨ましくなる。

やがて自強號が入線してきた。
a0023740_171819.jpg

プッシュプルと呼ばれるタイプの編成で走るこの特急列車。
自強號の由来となる莊敬自強・・・の筈が南アフリカ製の機関車と韓国製の客車である。
更に高鉄の登場で、ますます名前負けの感が強くなってしまった。
なんとも皮肉な名前をつけてしまったものだ。

車内はガラガラだ。
a0023740_17205963.jpg

高鉄より遅く、バスより高い。
まさに、画に描いたような中途半端な存在になったが故か。

ところで切符が2枚あったけど何に使うのだろう?
a0023740_17222667.jpg

発車ベルの音に続いて、列車は連結器の軋みとともに動き出した。

シートの前を見る・・・あ、なるほど。
a0023740_17231870.jpg

こういう事か。

暫くすると車内販売のカートを押して小姐がやって来た。
早速、弁当を買ってみた。
ちなみに元来の中華民国にも弁当の文化は無い。日本統治時代の名残である。
勿論、中国には無い。

台鐵便當
a0023740_17261646.jpg

80元(約270円)


高っ!( ̄□ ̄;)

中味は
a0023740_17291328.jpg

排骨飯に揚げ物2品、ゆで卵と野菜炒めと漬け物。

肉肉し過ぎですYO!

しかし、日本の様な食材より添加物の方が多い化学物質弁当と違い
塩分や添加物は少ない。というか、普通の街中の物と同じだ。

ご飯もナトリウムまみれじゃなく、普通の白飯と思われる。

食品業界に限っては技術の低い事によって
結果的に良い物が残るという好例である。


とは言え、激重い弁当を食って喉が渇いた。
車両と車両の間には給水器が設置されている。
a0023740_17334882.jpg


日本の田植え風景の様な車窓を眺めてうつらうつらしていると
やがて大きな街に入った。

台南への到着を車掌がアナウンスで告げる。




いよいよ、台南である。
a0023740_17345936.jpg

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by wan_chai | 2008-04-23 17:45 | 他国 | Trackback | Comments(14)
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Commented by kaonoi at 2008-04-23 20:05
へぇ~ まだ走って居るんだ < 自強號
確か性能的に相当問題があった奴ですよねぇ
Commented by wan_chai at 2008-04-23 20:32
かおのい師匠 こんばんは~^^
よくご存知で^^;
機関車はともかく、韓国メーカー(当時現代)の車両が欠陥だらけで
もの凄い故障件数だったんですが
驚いたことに、メーカー側はメーカー名をロテムという別会社に変えて
補償どころか、契約していたメンテナンスも拒否しています。

もはや、存続の意義さえ失っている特急ですので
恐らく長いこと無いでしょう。

というか、いつまで走れるかさえ定かでないですが^^;
Commented by 十与次 at 2008-04-23 22:05 x
さ、佐賀駅のようですYO(驚)

弁当・・・たしかに台湾弁当文化発達してますが
日本のそれとは別物ですね、ホント優しい感じっす。


あと5年もたてばニポーンの文化大好き台湾人世代になるかと思うと複雑な気分です_| ̄|◯
Commented by wan_chai at 2008-04-23 22:08
十与次さん こんばんは~^^
ほんとにですねぇ
点字ブロックとか、駅員の格好とか
改札スタイルとか(日本以外で改札がある国はかなり少ない)
改札のラッチの形とか

細かい所は確かにちょっとずつ違うものの
全体の雰囲気はほんとに日本そのものですよねぇ。

電車に乗ると、皆さんうつらうつら寝てるんですが
喋る人もひそひそ声。

絶対、あそこは佐賀の隣ですYO!
Commented by Nong-Khai at 2008-04-24 01:34 x
あれ?連結器が日本の密着自動連結器と同じ!
顔のイメージ、子豚を連想します
Commented by tanukidaponta at 2008-04-24 01:51
わんちょいさん、ご休息ポン?>小さい切符

>「10時14分発の自強號を台南まで1枚!」

切符を良く見ると、10:34開と書かれているポンが、書き間違いポン?
まさか、10:13に10:14発だと思って買ったってことはないポン?(笑)
Commented by wan_chai at 2008-04-24 08:53
Nong-Khaiさん おはようございます^^
おお
確かにEFなどでお馴染みの連結器ですねぇ。

久しぶりにこのタイプでしたが
今時珍しいくらい発進時に連結器の音がしました。
というか、ショックが大きい?!
あれも欠陥だったのかしらん??
Commented by wan_chai at 2008-04-24 08:55
狸田所長 おはようございます^^
ありがとうございます
m(_ _)m
完全な記憶違いですた。訂正しますた・・・。

小さい切符、休息時と書かれていたので
アタクシも出発前にラウンジでもあるのかと思いますた。
どうやら、空席ではないという証明の模様です。

と言っても今は食堂車も廃止されていて
トイレくらいしか席を立つ時間は無いんですが・・・
Commented by Shira at 2008-04-24 10:14 x
20年ほど前に、どうしても列車に乗ってみたくて台北-新竹だけ乗ってみました。自強号でした。

きっぷを売るおっさんが日本語で
「2番線ね」
と言ったので、当時香港に住んでいた私はびっくりでした...。
Commented by snowdrop99 at 2008-04-24 11:30
切符は自分でいれるんですね。
イギリスで特急に乗ったときには、予約席には○○から××まで予約してあるってプリントしてある紙が(もっとうすっぺらいものですが)刺さっていて、それ以外の区間は座っていいってことになってました。
Commented by wan_chai at 2008-04-24 11:55
Shiraさん こんにちは~^^
おおっ
それは随分前ですねぇ。
台北-新竹間だと本当にあっという間ですね^^;

台鉄は年寄りが多いせいか、日本語がかなり通じますね!
香港と違って英語は通じませんが・・・^^;
Commented by wan_chai at 2008-04-24 11:58
snowdrop99さん こんにちは~^^
そうなんです。
そう言えばドイツやオランダの特急は・・・どうだったかしらん。。
すっかり忘れもした^^;

プリントアウトされた紙がコンパートメントの前に貼ってあったり
シートの横に斜めに挟んだりしてましたね。

あれはタイだったかマレーシアだったか・・・・←完全に痴呆気味
Commented by Nong-Khai at 2008-04-24 23:07 x
発進時に『ガチャガチャ・ガッタン』と来ると自動連結器です
密着自動連結器は日本の気動車に良く有るタイプで
ガチャガチャは余り感じません
連結器の拳骨両脇に有る凸と凹みに注目です
Commented by wan_chai at 2008-04-25 08:49
Nong-Khaiさん おはようございます^^
そんな感じでした。
そう言えば、機関車タイプの列車って10年くらい前に
熊本で乗ったSLが最後かも・・・
見るだけならタイや富良野でも見ていますが^^;

今回のは連結器が伸びていく感じだけでは無く
揺り戻しみたいな感じが結構激しかったんですよね・・・
プッシュプルだからでしょうか?!
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