鼻の奥が軽く痛い。
佛山の街でふと立ち止まって額を拭うとザラッとしたものを指で感じた。
黒煙を吐いて行き交うバスを横目に辺りを見回す。
「なんか喉乾いたなぁ」
道を渡った50m先に妇产科医院と書かれた看板が見えた。
産婦人科キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
無邪気な少年時代より
純粋な医学的好奇心から産婦人科好きなアタクシ。
早速、いそいそと進入♡←なんだか犯罪者ぽい
受付に座る白衣のおばさんに挨拶して裏手に入ると水場があった。
からみつく靴下ももどかしく脱ぎ捨てて靴に押し込むと薄暗い中に入る。
生ぬるく濡れた床はヌルヌルしてよく滑る。
奥の壁にしつらえた水溜に近づくと両手を浸して念入りに洗う。
水場独特の香りが鼻腔を刺激する。
先客達に黙礼しながら席(と言っても目隠し程度の壁があるだけだが)
に入るとゆっくりと膝を落とし、両手を床につけて清水に口を漱ぐ。
口の中のザラザラした砂埃が落ちていく。
そして目を瞑り一気に音を立てて喉を潤した。
何故だろう、この強い香り。涙が止まらない・・・。
奥にある水溜
各個室
個室内部の様子
※使用法に多少の誤りがあるかも知れませんのでご注意下さい。