午前中は香港、午後は深せん。
重い荷物と強烈な暑さの上に連日の歩き詰めでかなり疲労困憊。
でも食い気が妥協を許さず、探す事暫し
「东北 春饼」の看板を発見。
もう、こうなれば しつこい深せんの客引きも敵ではない。
ん??どさくさに紛れて女はいらないかだと??
文字通り袖を引っ張られるのを振り切って、着席。
どれが美味しい?と聞くと
困りながら3つ選んでくれたので、それにした。
暫くして、別の姉さんが出て来て
「3皿は多い。食べ切れないと思う」という
そうは思ったが、一応頼む事にした。残せば良いだけ。
すると、笑いながらノートに一言
「浪费」
確かにね。
手前にあるのが中国東北部の名物春餅。
クレープ状の皮で、北京ダックなどにも使われる。
後は、豆と排骨の炒め物、レタスとニンニクの炒め物、魚と豆腐のスープ。
これが、全部美味い。
中国に入ると中華料理って本当に凄い店がある。(ハズレも含めて)
で、全部食べてしまった。
これに驚いた店員が「好不好?」と聞いてきたので
「美味しかった!」
と答えたら、次々集まってきて
「どこからきた?」「いつまでいる?」
更に、でっかいおばさんが来て
「私の家族で3人日本にいるよ」と言う。
隣にいた女の子が「老板(ボス)」と教えてくれた。
暫く、盛り上がった後
少し動けるようになったので帰ると
「歓迎するから、是非又来て下さい」
と老板がにこにこしながら送りに来た。
3品で58RMB。
約700円、日本でラーメン一杯の浪費だった。
勿論、歩けなくなったので的士(タクシー)で帰り、死んだように眠った。