清純なオサーンの、チンケで退屈極まる旅行記

by wan_chai
 
Take 5@Audi TT RS
5と言う数字は実に不思議な数字だ。

五行、五穀、五臓、等々バランスが良く
ペンタゴン(五角形)も黄金比を持った美しい多角形だ。

一方で五拍子となると、安定感のある四拍子とテンポの良い六拍子の中間で
どこか腰の落ち着かない不思議なテンポになる。

車の世界では、軽く吹けるが振動が多い四気筒エンジンと
バランスが良い六気筒エンジンの中間で
軽く吹け上がるし、マルチシリンダーのメリットも享受すると言う
五気筒エンジンが僅かに存在する。

この五気筒エンジンで知られるのがドイツの自動車メーカー Audi。
この会社を世に知らしめた車がQuattroだった。
1980年、Audiは乗用車にAWD(四輪駆動)を積んだQuattroを発売した。
乗用車にAWDを搭載した先駆者は富士重工(但し、バン)だが
Audiのそれはラリーで勝つ為のスポーツカーだった。

現代スポーツカーの世界でAWDが常識となっている事を鑑みれば
Audiの先見性と技術力を窺い知ることができよう。

そんな歴史を思い起こさせる、直列5気筒ターボ+AWD"Quattro"の
スポーツモデルを昨年、Audiが発売した。

Audi TT RS
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スペックは最高出力250kW(340PS)、最大トルク450Nm(45.9kgm)
車の、特に欧州車のキャラクターを数字で示してもピンと来ない。
確かに、250kW程度の出力を出す車は今やゴロゴロしている。
極端な話、100万円以下のランエボをライトチューンするだけでも
簡単に超えてしまう。
a0023740_22435936.jpg

この車のキィを渡されて走り出した時も
率直に言ってスポーツカーとしてはありふれた動力性能だと感じた。

最初の信号待ちでシフト手前にあるSと書かれたボタンに気付く。
試しに押してみよう。

おっ??
a0023740_2244451.jpg

ドスの利いた野太い音が周囲の車を威嚇するように響き始めた。
クラッチを切って1速のゲージにシフトレバーを押し込むと
更に音は強まって、車が意志を持ったかの様にドライバーを誘ってくる。

「行かせろ!」と。

まるで、いきり立つ猛獣を抑えている気分だ。
スロットルを開けて、軽いクラッチペダルをリリースするや否や
まるで後ろに追突されたかの勢いで飛び出すTTRS。
3,000rpmを超えてからは文字通り、咆哮を上げて道路をかきむしる。
この、まさに猛獣の様な咆哮は少々刺激的に過ぎる。
必要以上に目立ってしまうので注意が必要だ。
a0023740_22531865.jpg

とは言え、この程度の加速はポルシェ911やBMW Mシリーズでも味わえる。
とかくプレミアムスポーツでは動力性能ばかり注目されがちだが
この車の真価は、このスクエアなボディとAWDシステムが生み出す
驚異的なコーナリング能力だ。
とにかくスタビリティが高くて安定感抜群なクセに、もの凄く俊敏に旋回する。

かてて加えてブレーキングも秀逸。
カチッとしたタッチでのフルブレーキングも殆ど姿勢を乱さずに減速する。
このクラスでは軽量な方とは言え
1.5tものボディがまるでリッターカーや軽の様にビシッと止まる。
前輪には当然の様にドリルドローターが装備されている。
a0023740_22521352.jpg

ペダル配置も絶妙、シフトフィールも素晴らしく
走りに関しては殆ど文句のつけようのないこの車だが
敢えて問題点を探せば、リアシートが狭すぎる。
a0023740_22563351.jpg

アタクシが乗ってみた所、デカい頭が縦に出来ないのである。
横に曲げて耳をリアハッチに押しつける形で乗ったが
とても30分以上は耐えられない。

足下スペースも大人の男性が前と後ろに乗るのは不可能と言える。
前に乗っていたのが凄く小柄な美女だったので何とか乗れた様なものだ。
と言うか、むしろ薄い(しかしシッカリしている)シート越しに
密着しているような幸せ感が?←変態ですかと
a0023740_22524845.jpg

トランクも想像よりは広いが、浅いし使い勝手は良くない。
大きなスーツケースが2個入るかどうか・・・

まぁ、しかし言わせて貰えばこのクラスのライバルになる
ポルシェ911もリアシートは狭いし、トランクなんておまけみたいな物。
BMW Z4Mに至っては二人乗り、トランクも大差無い。
よく頑張っている方だと言える。
子供であれば1時間以上でも乗れる。車に酔わないのが大前提だが・・・。

いい車だなぁ、と男性陣でひとしきり盛り上がっていた所に
美女の一言。

「男の人って、ほんとこういうの好きだよねぇ。」

えぇ、大好きです♡

・・・車も。

しかしコレってほんと。
Alfa 156GTAの官能性とは対極にあるなぁ・・・
非の打ち所の無い、冷たささえ感じるドイツ美人と
時に手を焼くけれど、情熱と甘くて危険な香りを併せ持つイタリア美人。

人生って惑う事の連続だ。
少し休んで考えよう♡


TTRS


メーカーサイト

※ちなみにQuattroはイタリア・スペイン語などで4の意味
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by wan_chai | 2010-05-31 23:02 | 車ヴァカ | Trackback | Comments(20)
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Commented by Nong-Khai at 2010-05-31 23:22 x
わーいAudi Quattroだあ\(^0^)/
Commented by Annepa at 2010-05-31 23:27
昨日、近くの某名門ゴルフ場でこの車見たよ♪
パッと見たときには、ニッサンのGTRかと思ったけど、
Annepaがバッグを入れている時に駐車場から出て行くところだった。
 京都ナンバーで確かに「TTRS」ってエンブレムがあったよ。
あれはwann_chaiさんだったんだぁ・・・
なんか車の割に体の小さいおっさん(競馬の騎手か?)が
乗ってたけどなぁ??
 確かにエンジン音はいい音がしてましたよ♪

後部座席なんて、飾りでしょ(笑)
Annepaの車だったら、5名乗車できるぞぉ
Commented by wan_chai at 2010-05-31 23:38
Nong-Khaiさん こんばんは~^^
この頃のGr-Bは狂ってましたね。。
あまりにも速くなりすぎて規制強化になる訳ですが
こんなに曲がらない車でよく振り回したもんです。

しかし、こんなモンスターマシンですが
車載カメラで見ると、現代の車よりかなり遅いんですね。
やはり技術は相当進歩している様です←ついて行けない老人
Commented by wan_chai at 2010-05-31 23:39
Annepaさん こんばんは~^^
えぇ、アタクシです←メチャ適当♡
大体アタクシ、ゴルフなんてブルジョワな遊び
やった事ありませんから・・・(-_-;)

5名乗車がエライなら、うちの車も5人乗りですYO
たまに29人乗りも運転しますが・・・←大型免許保持者
Commented by Q@N at 2010-05-31 23:52 x
> ランエボをライトチューン

長崎人で三菱が地元の支配者の俺からすると
高いランエボをフルチューンしているエライ社員
さんを見ると。

「来世では来世では!」という恨み節がでます。

俺は、ジムニーでいいです。
Commented by wan_chai at 2010-06-01 00:04
Q@Nさん こんばんは~^^
ランエボ、費用対効果からすると格安ですけどねぇ・・・
少なくともフルチューンしてる時点でエライ人とはほど遠いかと。
Commented by bob_jones at 2010-06-01 11:43
うひょーTT、ヨコでいいから乗ってみてぇ~、です。

80年代半ば、下取りした5気筒の80に数カ月乗りました。会社にばれたらクビでしたが我慢できなくて。
TTとは比較にもならないと思いますが、自分で売っていた、当時の国産ハイソカーより全然地味で、速いわけでもないのに、強く踏んでもカックンしないブレーキとか、何とも言えない骨の太さにしびれました。街中から高速まで音が変わらないのも驚きでした。技術の差か、文化の違いか、ハイソカー、120以上だと急にだらしなくなってしまいましたもんね。
5気筒では、飯田橋でラーメン屋の大将している幼馴染が買った初期のインスパイアと、車屋時代のマニアックな先輩が持っていた古いメルセデスの過給機付軽油ワゴンに乗せてもらったぐらいです。あれでディーゼル好きになった次第です。

で先生、フィリピンシリーズはまだ続きますよね?
Commented by kaonoi at 2010-06-01 17:36
まぁ タイトルを見た時点で Take Five が来るとは思ってたんですが (笑)

Audi TT RS プーケットで見ました (ただしシンガナンバー)
バイクがゾロゾロ走る街では宝の持ち腐れでしかないです
走っているところが見たかったなぁ
Commented by wan_chai at 2010-06-01 18:55
ぼぶさん こんばんは~^^
あはは、数ヶ月とは大胆ですね( ̄ー ̄)ニヤリッ
TTも通常モデルはスポーティーと言えないのですが
RSともなると、さすがにかなりの運動神経です^^

学生時代から大型に乗っていたアタクシ
実はディーゼル、特に過給大好きですYO
貧乏な学生が乗れるガソリンエンジンは
KP61程度で非力でトルクが薄かった分
トルクたっぷりのディーゼルエンジンは楽しかったです。
えぇ、年老いた今でもせいぜいEP71程度ですが・・・

フィリピン行は不評を押してまだ暫く続きます(-_-;;)
それも実はまだ序章という事実。。。
Commented by wan_chai at 2010-06-01 18:56
かおのい師匠 こんばんは~^^
えぇ、ヒネリ全くなしですから♡←既に思考力喪失
プーケですか・・・
それは相当ストレスフルな環境ですね(+_+;)
多分、2,000回転までしか回せない筈。それも3速か4速。
ディーゼルですかと。。。
Commented by marunyanpekenyan at 2010-06-01 20:56
うぅ~~ん
違うメーカーの車に乗り 鯛象ぉ
(;一_一)
Commented by wan_chai at 2010-06-01 21:57
ままにあさん こんばんは~^^
わかります。
アウディは庶民の車ですからね。
確か、買い物に行く時はブガッティでしたよね??
Commented by marunyanpekenyan at 2010-06-01 22:11
    ↑
違うぅ!
老留守路椅子乗り鯛象ぉ!
Commented by wan_chai at 2010-06-01 22:21
ままにらさん あげいん♪
よ・読みにくい・・・(+_+;)
ロールスはドライバーズカーでは無いですYO
元暴走族らしく、せめてベントレーにお乗りあそばせ♡
Commented by marunyanpekenyan at 2010-06-01 22:57
>元暴走族って(#゚Д゚)
簡易裁判所で被告って言われたアルケド
族ではにゃいからぁ~~~~
Commented by wan_chai at 2010-06-01 23:00
ままにあさん あげいん♪
え・・・
もしや現役?!

それもジャカルタで・・・簡易裁判所送り。。。
Commented by taitaifromseoul at 2010-06-02 20:15
どうしても写りこみたい鹿。
(でも、今回は分かりやすくて安心!)

  >美女の一言。
  >「男の人って、ほんとこういうの好きだよねぇ。」

こ、こ、こ、これは・・・もしかして!まさかして!!
ああ、重ね重ね羨まシス。
Commented by Shira at 2010-06-02 21:10 x
ミシェルとファブリーツィア...
Commented by wan_chai at 2010-06-02 22:34
たいたいさん こんばんは~^^
えぇ、正直面倒だったので。"/(;-_-) イテテ・・・

もしかして・・・タントさんです^^
Commented by wan_chai at 2010-06-02 22:36
Shiraさん こんばんは~^^
おおっ
いましたね。
女性ラリーストのミシェル。
そう言えばクワトロ乗りだったんですね。
実は彼女はアタクシが幼い頃に引退してしまったので
歴史の中の人でしたが、功績は大きいですね。
未だに彼女を超える女性ドライバーは出ていませんし。。
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